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 「不妊の原因は自分かもしれない」。そんな不安を抱きながら、通院のきっかけをつかめずにいた横浜市の会社員男性(43)は2009年、尿道に痛みを感じ、市内のクリニックを受診した。

 痛みの原因は不妊とは直接関係ない炎症だった。その際、非常勤でクリニックの外来を担当していた横浜市立大泌尿器科の男性医師に、別のクリニックで人工授精をしていることも伝えた。

 男性医師は「しっかりした男性不妊の専門医に一度診てもらった方がよいですよ」と話し、横浜市立大の付属病院の一つ、市民総合医療センター(横浜市南区)の男性不妊外来の受診を提案した。

 男性は以前から、不妊治療のクリニックに通う妻(39)に「病院に行ってみて」と勧められていた。だが「男性不妊」という言葉が頭をよぎっても、どんな医療機関に行けばよいかわからないこともあり、尻込みしていた。

 泌尿器科医から勧められ、胸の内にあった「行かない理由」は失せ、何でもやろうという思いを固めた。仕事が休みの日、紹介状を持って市民総合医療センターを受診。男性不妊外来を担当する湯村寧(ゆむらやすし)・現生殖医療センター部長(50)の診察を受けた。

 性器の発育の程度や、精巣(睾…

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