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 政府は来年度の診療報酬改定で、腎臓病患者への人工透析治療の報酬を一部引き下げる方針を固めた。年1兆5千億円を超す透析にかかる医療費を抑える狙いだ。患者を多く受け入れるために透析時間を短くしているような医療機関などを引き下げ対象とする方向で検討している。

 透析は腎臓の代わりに機械などで体内の老廃物を取り除く治療。糖尿病が悪化すると腎臓機能が低下し、透析が必要になるケースが多い。透析を受ける患者は約32万人いる。治療費は1人当たり年間約500万円かかり、10月の経済財政諮問会議で民間議員が報酬の引き下げを求めていた。

 標準的な透析時間は4~5時間で、時間をかけて行うほど患者の死亡リスクが下がる。丁寧な透析治療をする医療機関と、受け入れる患者を増やすために短時間しかしない医療機関との間で、報酬に差をつける方向だ。

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http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/

(水戸部六美)

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