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 福岡市は5日、櫛田神社や承天寺など寺社が集まる博多区の寺町一帯を石畳風の舗装に統一する「博多旧市街プロジェクト」を始めると発表した。「博多部(はかたぶ)」の寺社や文化の拠点をつないで歴史を紹介し、観光客の回遊を促すのがねらい。民間ビルの建て替えを進める天神地区とは対照的なまちづくりをめざす。

 市は2019年のラグビーW杯や、21年に福岡で開かれる世界水泳選手権を念頭に、東長寺や聖福寺に面した御供所(ごくしょ)通り(約600メートル)と、博多町家ふるさと館がある櫛田表参道(約230メートル)を先行させ、アスファルトにコンクリートを混ぜた石畳風の舗装に変える。その後、ほかの通りの舗装や電線の地中化も検討する。

 櫛田神社には、昨年ユネスコの無形文化遺産に登録された博多祇園山笠が奉納される。承天寺には1200年代に製粉技術が伝わり、うどんやそば、まんじゅうの発祥の地とされているなど、一帯には名所や史跡が点在する。

 高島宗一郎市長は、香港やスペインのバルセロナなどには観光客でにぎわう旧市街があることを挙げ、「海外の方にもよくわかるオールドタウンをめざし、ひいては福岡の人が街や歴史に興味を持つきっかけにしたい」と話した。(伊藤宏樹)

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