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 腹帯など妊産婦用品を製造販売する「犬印本舗」(大阪府松原市)が育児用品大手の「ピジョン」(東京都中央区)に、類似のキャッチフレーズを使われて商標権を侵害されたとして、商品の製造中止と300万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こした。5日、初弁論があり、ピジョン側は請求棄却を求め、争う姿勢を示した。

 訴状などによると、犬印本舗は1902(明治35)年創業で、45年ごろから妊婦用腹帯の販売を開始。2014年に「マタニティベルト」の商標を、ベルトのイラストを付けて登録、販売を始めた。従来の妊婦用腹帯は、妊娠中の腹部を支える目的で使われたが、同ベルトは産後も骨盤を安定させるために使えるのが特徴といい、キャッチフレーズを「妊娠中も出産後も なが~く使える」とした。

 一方、ピジョンも16年ごろから「長~く使える 産前産後マタニティベルト」の表示で骨盤サポート器具を販売。犬印側は「商品表示が類似しており、消費者が混同するおそれがある」として、ピジョン側に商品の製造中止と損害賠償の支払いを求めている。

 ピジョン広報室は「係争中につきコメントは控えさせていただきます」としている。