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 北朝鮮から来たとみられる木造船が着岸した北海道松前町沖の無人島・松前小島の施設から家電製品などがなくなっていた問題で、木造船の乗組員が、テレビや冷蔵庫を島から持ち出した、という趣旨の説明を道警などにしていることが捜査関係者への取材でわかった。木造船からは複数の家電製品が見つかっており、道警は関連を調べている。

 第1管区海上保安本部と道警が4日に上陸して調べたところ、避難施設の小屋の鍵が壊され、中からテレビや冷蔵庫などがなくなっていたという。

 漁港には刺し網が張られ、魚が多数かかっていたが腐敗が進んでいた。小屋の鍋には生魚もあったという。漁や生活の痕跡があるため、乗組員らが島で一定期間を過ごしたとみる地元の漁協関係者もいる。

 乗組員10人は道警や海保の聴取を受けているが、このうち1人は4日夜、腹痛を訴え、病院に運ばれ治療を受けているという。

 木造船は先月28日、島に着岸しているのが確認された。乗組員の説明では、北朝鮮の港から出漁したが、約1カ月前にかじが故障して漂流状態になったという。