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 2005年12月、5人が死亡、33人が重軽傷を負ったJR羽越線特急「いなほ14号」の脱線・転覆事故で、その原因となった突風を「ドップラーレーダー」で探知できる仕組みが実用化される。JR東日本が5日、レーダーの予測に基づいた運転規制を19日から始めると発表した。季節風による冬場のダイヤの乱れが緩和されることも期待される。

 JR東日本によると、酒田市黒森の海岸近くに昨年設置したレーダーを使い、「最大10分前には風速33メートル以上の突風がどの区間に移動するか予測できる」(広報部)ようになった。予測進路は運行指令室のモニターに瞬時に表示され、指令員は、予測進路を通過しようとする列車の運転士に無線で運転中止を指示。列車は10分停車した後に運転を再開する。

 規制範囲は、レーダーから半径30キロ以内にある羽越線五十川(いらがわ)―女鹿(めが)駅間と陸羽西線余目(あまるめ)―清川駅間。突風の多い11~3月に運用される。ドップラーレーダーの突風探知による列車規制は世界初のシステムという。

 事故原因となった「瞬間風速4…

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