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 精液中に動いている精子がほとんどなく、手術を勧められた横浜市の会社員男性(43)は、精巣(睾丸(こうがん))にメスを入れて精子を回収する「TE(テ)SE(セ)」と呼ばれる手術を受けることを決めた。

 2011年8月、会社の夏休みに合わせて横浜市立大学付属市民総合医療センター(横浜市南区)に入院した。手術は男性不妊が専門の湯村寧医師が担当した。皮膚、続いて精巣の表面を数ミリ切り開き、数ミリ角の精巣組織を切り出す。下半身の麻酔をしたが、痛みが強く、全身麻酔に切り替えた。組織を顕微鏡で見ながら精子を探し、取り出して凍結保存した。

 手術を終え、手術台の上で目が覚めると、湯村さんから結果を伝えられた。「精子がいましたよ。よかったね」。取り出した精子は動いていて問題なかった。「後は採卵から移植。妻にがんばってもらうしかない」と思った。

 同センター婦人科で、顕微鏡で…

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