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 太平洋戦争の口火を切った旧日本軍による米ハワイの真珠湾攻撃から8日(現地時間7日)で76年。核・ミサイル開発をめぐる北朝鮮情勢が緊迫し、憲法の改正議論も高まりを見せる中、当時の攻撃作戦に加わった元軍人やその遺族は改めて不戦や平和の尊さを訴えている。

 真珠湾攻撃では、29機の航空機が出撃したままかえらなかった。偵察員の高橋亮一さん(当時19)が乗った空母「蒼龍(そうりゅう)」の艦上爆撃機もその一機だった。義弟の高橋正さん(73)=滋賀県長浜市=は「どんな思いで亡くなったのだろうか」と顔見ぬ兄に思いをはせる。

 出生前に父を亡くし、母一人子一人で育った亮一さん。旧制中学を4年で中退し、志願して海軍航空隊に入隊した。「お国のため」。同級生らにそう話す一方、郷里には、母の政栄(まさえ)さんを気遣い、入隊後2年余りの間に50通近くの手紙を送った。

 「柿頂戴(ちょうだい)致しま…

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