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 昭和天皇が戦後、側近に語った内容を記録した回想録とされる文書が6日、米ニューヨークで開催された競売に掛けられ、27万5千ドル(約3千万円)で落札された。競売を運営する「Bonhams」が発表した。落札者は美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長。朝日新聞の取材に「お金に換えられない日本の心。秋篠宮家の悠仁さまがご覧になれる場所に差し上げたい」と話した。

 文書は、宮内省御用掛だった元外交官・寺崎英成氏により記録された昭和天皇の回想録とされる。太平洋戦争の開戦や敗戦の原因、日本に無条件降伏を求めるポツダム宣言受諾の経緯などに言及した内容で、1990年に月刊誌上で「昭和天皇独白録」として公表されたものの原文という。全173ページで、寺崎家で保管されていた。運営側の査定価格は10万~15万ドル(日本円で約1100万~1700万円)で、2倍以上の高値で落札された。

 高須院長は、文書が競売に掛けられることを報道で知り、自身のSNSで「落札する」と宣言。オークション会場に代理人を送り込み、日本から指示をして落札したという。落札したことを記した7日のブログに「『昭和天皇独白録』は日本の未来に役立つ財産だ」「日本に取り戻すのは国民の使命だと思う」などとつづった。(中田絢子