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 お供えの大根を炊いて無病息災を願う「大根(だいこ)だき」が7日、京都市上京区の千本釈迦堂(大報恩寺)で始まった。釈迦が悟りを開いたとされる8日の法要「成道会(じょうどうえ)」に合わせた行事で、鎌倉時代に住職が大根に釈迦の名を梵字(ぼんじ)で書き、厄よけとしたのが始まりと伝えられている。

 7日は二十四節気の一つ「大雪(たいせつ)」。この日の京都市の朝の最低気温は1月下旬並みの0・7度と冷え込んだ。参拝者は直径1メートルほどの大鍋で炊き上げられた熱々の大根をほおばり、体を温めていた。8日も午前10時から1杯1千円で提供される。

 千本釈迦堂は、550年前に勃発した応仁の乱で焼けずに残った本堂でも知られる。現存する京都市内最古の仏堂で、国宝に指定されている。(大村治郎)