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 20階建てマンションの外壁のタイルが落下したり下地から浮いたりしたのは施工不良が原因だとして、神戸市中央区の「アパタワーズ神戸三宮」(249戸)の管理組合が7日、施工会社などを相手取り、補修工事費など約2億4300万円の損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こした。

 被告は施工会社の「アパホーム」(金沢市)や工事の請負会社など3社。マンションは2005年9月に完成したが、2年後に耐震強度の不足が発覚し、補修工事が行われていた。

 訴状によると、15年3月に14階バルコニー付近の外壁タイルが幅約1・5メートルにわたってはがれ、一部が公道に落ちる事故が発生。管理組合側の調査では、今年6月(築11年9カ月)時点で外壁全体の約15%に問題が見つかったという。施工側からは「経年劣化」などと説明を受けたというが、タイルの下地が滑らかで、吸着力を高める「目荒らし」などの必要な処理がされていなかったと主張している。

 アパホームは取材に「タイルは剝落(はくらく)当時、速やかに安全対策を講じさせていただいた。現在、施工後10年以上が経過し経年劣化もあり、施工不良との因果関係は未確定で、責任割合を協議中でした」と説明。提訴については「訴状が届いておらず、コメントを差し控えたい」としている。