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 男性にも不妊原因があることが知られるようになってきたが、男性不妊の専門医はまだ少ない。日本生殖医学会が認定する生殖医療専門医のうち泌尿器科の医師が「男性不妊の専門医」と呼ばれ、ホームページで公開されている。約650人の生殖医療専門医のうち、泌尿器科医は約50人。残りは主に女性側を診る産婦人科医だ。

 産婦人科と泌尿器科の連携が課題だ。横浜市立大学付属市民総合医療センターの湯村寧(ゆむらやすし)部長が研究代表を務めた厚生労働省研究班は2015年度、日本産科婦人科学会が認定する約600の生殖補助医療施設にアンケートした。

 254件の回答のうち、男性側に不妊の原因の可能性がある患者に泌尿器科の受診を勧める条件として、「精液検査で異常がある全ての患者」は72件。「患者の希望があるとき」は63件で、「婦人科の治療で改善しない場合」は59件だった。「受診を勧めない、ほとんど勧めない」も36件あり、湯村さんは「連携に積極的な婦人科医とそうでない医師がいる。近くに男性不妊の専門医がいないという事情もある」と話す。

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