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 「逆境にぶつかった時、皆さんならどうしますか?」

 7日に名古屋市で開幕したフィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルの男子ショートプログラム(SP)後の記者会見で、地元開催を記念して高校生記者、愛知県立半田高新聞部の竹田優(ゆう)さん(17)が質問した。上位3位に入ったネーサン・チェン(18)=米=、宇野昌磨(19)=トヨタ自動車=、ミハイル・コリャダ(22)=ロシア=らが答えた。

 「スケートは同じ事をこなすスポーツ。何をしなければいけないかも見えやすい」。そう答えたのはチェン。「小さなゴールを決めながら大きなゴールに向けて積んでいきます。大きなゴールが見えれば、練習にも集中して取りかかれる。勝負の時は、これまでの練習を信じて全力を尽くすだけ」と語った。

 「今まで試練と思ったことはない」と会場を笑わせたのは宇野。「最初は緊張したり、高い壁だなと思ったりしても、毎日繰り返していくうちに壁だと思ってきたものが当たり前になってくる」と言い、「やりたいことをずっとやってきたので、逆境というのもあまり分からないです」。

 コリャダは「とても哲学的ないい質問だと思います」とほめた。「①毎日同じ事を繰り返す②それをきちんとこなす③自分の目標を立てる④それに向かって邁進(まいしん)する」という4カ条を掲げ、「人生は様々なので、それぞれ考えていくものだと思います」と語った。

 竹田さんは「成績が伸びなくて悩んでいたが、世界のトップ選手に答えを聞くことができ、普通では得られない経験だった」と語った。来年1月に校内の新聞で記事にするという。(構成・藤田太郎)

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