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 音楽コンサートやスポーツイベントなどのチケットが販売価格より高額で転売されている問題に絡み、兵庫県警が、IT大手のミクシィ傘下で、チケット転売サイト「チケットキャンプ(チケキャン)」を運営する「フンザ」(東京都渋谷区)を商標法違反と不正競争防止法違反の疑いで家宅捜索していたことが、捜査関係者への取材でわかった。

 一方、ミクシィは7日、チケキャンでの新たな出品や新規会員登録、購入の申し込みを一時停止したと発表した。再開は未定。「フンザ」が「サイト上の表示について捜査当局による捜査を受けた」ためと説明し、「捜査に全面的に協力していく」としている。また、事実確認や原因究明のため、外部の弁護士を交えた調査委員会を設置することも決めた。

 2013年に開設されたチケキャンは、チケット転売サイト市場の最大手とされる。15年にミクシィに115億円で買収され、フンザは同社の完全子会社になった。テレビCMを増やしたことで利用者が急増し、現在は300万人以上が登録している。チケキャンの月次流通総額は15年12月に約36億円だったのが、昨年12月には約58億円を突破したという。

 チケットの転売サイトをめぐっては、高額転売を目的にしたチケットの買い占めが社会問題化。昨年8月、音楽関連の業界団体が「音楽の未来を奪う」とする反対声明を出し、多くのミュージシャンが賛同していた。