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 人気アイドルグループが多く所属するジャニーズ事務所の商標権を侵害したなどとして、兵庫県警が4、5両日に、IT大手のミクシィ傘下でチケット転売サイト「チケットキャンプ(チケキャン)」を運営する「フンザ」(東京都渋谷区)を商標法違反と不正競争防止法違反容疑で家宅捜索していたことが、捜査関係者への取材でわかった。

 ミクシィによると、フンザはジャニーズ事務所の所属アイドルのコンサート日程や場所をまとめたサイト「ジャニーズ通信」を運営。だが、ジャニーズ事務所から名称使用の許可をとっていなかったという。県警の家宅捜索後の6日にこのサイトを閉鎖していた。

 また、昨年にはチケキャンでチケット取引手数料が無料になる「ジャニーズ応援キャンペーン」を実施。こちらも許可を得ておらず、ジャニーズ事務所がサイトは無関係と公式ホームページに掲載。「嵐ドームツアー取引手数料無料キャンペーン」と名称変更した経緯もあった。

 ミクシィは7日、フンザが「捜査を受けた」と公表し、チケキャンでの新たな出品や新規会員登録、購入の申し込みを一時停止。事実確認や原因究明のため、外部の弁護士を交えた調査委員会を設置すると説明していた。

 チケキャンは2013年に開設されたチケット転売サイト市場の最大手とされる。転売サイトをめぐっては、高額転売を目的にしたチケットの買い占めが社会問題化。昨年8月、音楽関連の業界団体が「音楽の未来を奪う」とする反対声明を出し、多くのミュージシャンが賛同していた。