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 神戸製鋼所は8日、同社が製造した自動車向け金属製品をめぐり、カナダ在住の自動車購入者4人が同国の2裁判所に損害賠償を求める訴訟をおこしたと発表した。神鋼は正式な訴状を受けておらず、請求額は現時点で不明という。原告は同様の被害を訴える人を集め、集団訴訟とすることを予定している。

 訴訟は、ブリティッシュコロンビア州上位裁判所に11月21日付、オンタリオ州上位裁判所に22日付で起こされた。原告はカナダ在住の4人で、職業や年齢などは不明だが、神鋼とその子会社製の部品を使った自動車の購入者という。品質基準を満たさない部品を使った自動車を購入し、不当に損失を受けたと訴えているという。

 また神鋼は、真岡製造所(栃木県真岡市)が日本工業規格(JIS)認証の「一時停止」の通知を受け、子会社の「神鋼メタルプロダクツ」(北九州市門司区)が、「取り消し」の通知を受けたことも発表した。一連の品質データ改ざん問題を受けて、JIS認証の処分はこれらで合計7製品にのぼった。