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 ◇地元文化人や織物など紹介 16日から

 八王子の市制100周年などを記念した特別展「八王子百年の彩り」が、市郷土資料館(上野町)で16日から始まる。八王子の歴史に大きく影響した出来事などから、この100年を振り返る。担当者は「これからの100年を考えるきっかけにもなれば」と話す。

 展示は明治期の八王子に触れた導入部のほか、6テーマで構成。数百点を並べる予定だという。

 「市制施行とその時代」では、施行を知らせる当時の新聞やチラシ、写真などを展示。「多摩陵造営とまちのにぎわい」では、多摩陵への参拝客を運んだかつての京王御陵線などの交通網の整備や、増加する高尾山の観光客らに向けて販売されたようかんの当時の包装紙などを展示する。

 「八王子を支えた織物業」では、力織機が並んだ工場の写真や実際の織物などを展示。「周辺・丘陵地の開発」では開発に伴う出土品などが見られる。これまではあまり知られてこなかった地元の文化人らにもスポットを当て、ゆかりの品々を展示する。

 担当学芸員の小林央さん(52)は「織物などの製品供給や住宅地などで首都を支える一方、時代のニーズを取り入れて発展してきた100年を幅広く知ってほしいと考えた」。例えば、織物は各年代の製品を集め、時代による変化を感じられるようにした。第2次大戦や1964年の東京五輪などは過去にも展示したため、今回は控えめにしたという。

 同館は午前9時~午後5時。期間中は祝日を除く月曜と9月19、26日、10月10日、11月7、24日は休館。無料。問い合わせは同館(042・622・8939)へ。

 (川見能人)

 ■「八王子百年の彩り」の構成

導入 明治時代の八王子

(1)市制施行とその時代

(2)多摩陵造営とまちのにぎわい

(3)八王子を支えた織物業

(4)戦後の復興と市街地の変化

(5)周辺・丘陵地の開発

(6)名誉市民と八王子ゆかりの人々