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 ■前職と元職、一騎打ち 6区

 

 公明前職の伊佐に、元職の村上が挑む一騎打ちの構図になりそうだ。

 

 3選目を狙う伊佐は、支持母体の創価学会に加え、自民が支援する。街頭演説では公的年金の受給に必要な加入期間短縮やがん対策などを2期5年の実績として強調。給付型奨学金の創設や中小零細企業支援などを訴える。

 

 自由に離党届を提出した村上は、立憲民主の公認で立候補する見通し。社民に推薦を依頼し、共産の支援も得て、野党統一候補として戦いたい意向だ。消費税の増税の中止や、原発再稼働反対、共謀罪反対、憲法改正反対などを訴える。

 ■自・共・維3氏争いか 7区

 

 希望と維新のすみ分け、民進分裂を受けて、7区は誰がどの政党から出るのか目まぐるしく状況が変わった。今のところ、自民前職の渡嘉敷、共産新顔の村口、維新新顔の奥下が争う見通しだ。

 

 渡嘉敷は、吹田市のJR岸辺駅前で計画が進む北大阪健康医療都市の推進などを実績として掲げる。

 

 前回衆院選に続く挑戦となる村口は、平和と暮らしを守る政治をと、自公政権の批判を展開している。

 

 橋下徹氏の秘書を務めた奥下は、維新が大阪で進めてきた「改革」を強調。無党派の受け皿を目指す。(室矢英樹)

 ■2前職に2新顔挑む 8区

 

 いずれも前職の自民・大塚と維新・木下に、共産・新居、立憲民主から立候補を目指す松井の新顔2人が挑む構図の見通しだ。

 

 大塚は4選を目指し、街頭などで景気対策や安全保障など安倍政権の実績を前面に訴える。

 

 新居は豊中市議を4期務めた経験を生かし、憲法9条改正反対を中心に訴えを展開している。

 

 前回比例で復活当選した木下は朝夕と駅前に立ち、森友学園への国有地売却問題の解明などを主張する。

 

 長く衆院議員秘書を務めた松井は国政選挙初挑戦。「努力が実を結ぶ社会」の実現を掲げる。

 ■自・維対決に社民も 9区

 

 3度目の対決となる自民・原田と維新・足立の両前職に、社民元職の服部を加えた三つどもえの争いになりそうだ。

 

 党副幹事長の原田は安倍政権継続を訴える。衆院を14期務めた父の代からの地盤や後援会組織を生かす。

 

 足立は憲法改正や身を切る改革の実現を街頭やインターネットで積極的に発信し、無党派層を取り込む。

 

 服部は前回の8区からくら替え。立憲主義を守ると訴え、候補者調整で一本化した共産の支援も受ける。

 

 民進で立候補予定だった森村広氏は、5日に立候補を取りやめると発表した。

 ■注目区、前職3氏準備 10区

 

 「自民・公明」「希望・維新」「野党共闘」の3極が争う今回の衆院選を象徴する注目選挙区。前職3人が準備を進める。共産は擁立を見送る。

 

 自民・大隈は公明と連携し、政権与党の安定感を前面に戦う。医師の経験をもとに、健康長寿社会の実現を訴える。

 

 維新・松浪は、持論である地方分権の推進と、維新が大阪で進めてきたとする「身を切る改革」の実行をアピールする。

 

 民進分裂で動向が注目された辻元は立憲民主から立候補する見通し。「排除、分断ではなく、包摂と対話の政治を」と呼びかける。

 ■予想の顔ぶれ

 

 【6区】(大阪市旭区、鶴見区、守口市、門真市=39万4175人)

伊佐進一 42 公前

村上史好 65  元

 【7区】(吹田市、摂津市=37万4093人)

渡嘉敷奈緒美 55 自前

村口久美子  45 共新

奥下剛光   42 維新

 【8区】(豊中市=33万4012人)

大塚高司 53 自前

新居真  57 共新

木下智彦 48 維前

松井博史 49  新

 【9区】(池田市、茨木市、箕面市、豊能町、能勢町=45万3501人)

原田憲治 69 自前

足立康史 51 維前

服部良一 67 社元

 【10区】(高槻市、島本町=32万1258人)

大隈和英 48 自前

松浪健太 46 維前

辻元清美 57  前

 

 ※カッコ内は区割りと9月1日現在の選挙人名簿登録者数(在外選挙人名簿登録者数は含まない)。顔ぶれ一覧は前衆議院議員数の勢力順で自(自民)、公(公明)、共(共産)、維(維新)、社(社民)。空欄は未定。敬称略。