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 世界の活火山の約7%が集中する日本は、噴火は避けられない。火山の恵みを享受しつつ、被害をどう少なくするか。火山に学び、経験や教訓を伝え、次に備える動きが続く。▼1面参照

 ■兆候で初動、1万人避難 有珠山

 2000年4月1日。北海道・有珠山から北に約30キロ離れた町に避難していた荒町美紀さん(45)はテレビに釘付けになった。「あれっ、うちの団地だ」

 カメラは、洞爺湖近くの団地裏手から、立ち上る噴煙をとらえていた。有珠山で新たな噴火が起きた。それから1年半余り、小さな子ども2人と夫の4人で避難所や仮設住宅で生活することになる。

 先立つ3月27日深夜、有珠山のふもと、壮瞥町役場の田鍋敏也企画調整係長(現教育長)は、北海道大の岡田弘教授(現名誉教授)から電話を受けた。町には北大の観測所がある。田鍋さんとは旧知の仲だった。

 「火山性地震が多発しています」。低いトーンの声だった。「これは尋常なことではない」。田鍋さんはとっさに思った。

 6時間で初動の判断を。田鍋さんは研究者からそう聞かされていた。すぐに観測所で情報を収集し、役場へ連絡。町は約9時間後、災害対策本部を立ち上げる。1万…

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