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 静岡県の介護職の女性(36)は1年半前、食品工場のアルバイトから、グループホームの正社員になった。認知症の高齢者9人の介護を、実質的に2人で任されている。食事や入浴の介助、歩き回る人の付き添い――。仕事はひっきりなしで、夜勤は月5~6回。「気が休まらず、ほとんど休めない」と話す。

 月給は、残業代などを含め手取りで14万円台。アルバイト時代より低く、食費を切り詰めて家賃を払っている。「責任の重さに比べてこの給料はどうなんだろう、といつも思う。貯金もできず、転職も難しい」

 経済政策の成果を誇る時、安倍晋三首相は雇用改善を強調する。「正規雇用は昨年、8年ぶりに増加に転じ、26万人増えた。アベノミクスは順調に結果を出している」。1日の消費増税再延期の会見でも、こう述べた。

 「26万人」の内訳はどうか。介護職など「医療・福祉」は25万人増えた一方、「製造業」は19万人減。介護職の平均月給は22万円台で、全産業平均の33万円台より低い。

 介護事業は、公的な介護報酬に頼った運営になりがちだ。高齢化で需要は増えているが、提供するサービスを充実させて、従業員の賃金も上げる、という循環になりにく…

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