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 「2025年問題」という問いの立て方自体が鋭い対立を招きかねない、と危惧しています。

 団塊の世代が全員75歳以上になる25年以降も高齢者の医療や介護を維持し、現役世代の負担を増やすのか。あるいは生活に苦しむ現役世代に配慮し、サービスを削って高齢者の負担を増やすのか。いずれにせよ、高齢者と現役世代は分断されるでしょう。

 「このまま社会保障費が膨らんだら財政が破綻(はたん)する」というフレーズをよくに耳にしますが、これは恫喝(どうかつ)です。予算に総枠をはめて危機をあおるやり方は、もう終わりにすべきです。

 財政は本来、人を幸せにするためのもので、人を恫喝したり分断したりするためのものではありません。原点に返って、「何が必要なのか」を考えるところから始めませんか。

 高齢者にとくに必要なのは医療や介護です。現役世代では、教育や子育て、仕事に関わることが挙がるでしょう。高齢者向けの政策も現役世代向けの政策も、両方やればいいのです。全員のニーズを満たす「必要原理」に立ち、所得制限を設けず、世代間の受益が調和した政策パッケージをつくることが大切。いろいろな状況にある人たちがそれぞれに尊厳を守られる政策になっていれば、敵対の構図を作らずにすみます。

 そうすると「財源はどうするん…

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