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 人生の大半を旅して過ごした人だった。

 土曜日のラジオ出演が終わると旅に出て、金曜の番組打ち合わせに間に合うように帰京する。ときには金曜に間に合わず、番組直前に戻ることもあった。木綿の手ぬぐいに下着を2セット、風呂敷と手帳を入れた小さなカバンを携えた旅はほぼ毎週、50年近くにわたって続いた。

 昨年7月、83歳で亡くなった永六輔さん。旅の体験は独り占めせず、土曜の放送で話し、リスナーと共有した。

 「上を向いて歩こう」の作詞にミリオンセラー『大往生』の執筆、テレビやラジオへの貢献……。「昭和文化の巨人」を記事にすることは、37歳の記者には文字どおり巨人を見上げるようで、むちゃなことのように思えた。だが、生涯続けた旅について取材を重ねるうちに、永さんの生き方の一端でも伝えたいという思いに駆られた。

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