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 国際サッカー連盟(FIFA)は10日の理事会で、ワールドカップ(W杯)本大会の出場チームを、2026年から48に拡大することを全会一致で決めた。大会の質を大きく変える決定になりそうだ。▼1面参照

 大会の総試合数は現行の64から80に増える。決勝まで勝ち抜くと7試合。AP通信によると、試合数の増加などでFIFAの総収入は10億米ドル(約1150億円)増えるという。本大会の出場チーム数が増えることで、サッカーの市場を拡大させる効果もある。

 大陸別の出場枠は議論されなかったが、FIFAのインファンティノ会長は「どこの大陸も増えることになる」と言った。アジアの出場枠が増えれば、日本にとってアジア地区予選突破のハードルは低くなる。FIFA理事でもある日本協会の田嶋幸三会長は「これからの話し合いになるが、勝ち取るのが自分の仕事」と語った。各組3チームずつの1次リーグは、チームによって日程の有利不利が出ることが避けられない。1次リーグは強豪が分散し出場チームの力の差が広がる可能性もあるため、大差の試合が増えるなど試合の質が問題になりそうだ。

 各組上位2チームの計32チームが勝ち進み、延長戦やPK戦まで戦う決勝トーナメントは1回戦から決勝まで5試合。大会日程を32日間から変えなかったのは選手を代表チームへ提供する所属クラブへの配慮だ。

 日本サッカー協会は02年大会に続く2度目のW杯開催を50年までに実現することを目指しているが、施設の建設費用や警備費用など、開催国に立候補する条件を整えることが難しくなることが予想される。田嶋会長は「12会場でやれることを考えると日本の単独開催は十分にできると思う」と語った。

 FIFAは2カ国以上の共催も認める方針だ。昨年の本大会から出場チームを16から24に増やした欧州選手権は、次の20年大会から欧州12カ国13都市で開く分散開催になる。(河野正樹)

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