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 第四章 大阪二段目 3

 

「おうおう、兄ちゃん、なに割り込んでんねん。この娘(こ)は兄ちゃんやのうて、恋人の喜久ちゃん待っとるんや」

 突き飛ばされた弁天が、今度は徳次に食ってかかります。

「やかまし! お前(わい)、どこの者(もん)や? 俺(おい)が長崎の立花の者と知っての態度やろな?」

「な…

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