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 米トランプ政権が、シリアのアサド政権軍への攻撃に初めて踏み切った。慎重だった姿勢を一変させた理由に「化学兵器使用」を挙げるが、他国への単独の武力介入は許されるのか、シリアの国民を救うことにつながるのか。国際法、中東政治の専門家2人に聞いた。

 

違法な武力行使、効果も疑問 最上敏樹さん(早稲田大学教授)

 トランプ政権の攻撃は正義の武力行使とは、とてもいえません。人道的介入が許されるかどうかの議論の入り口にすら至ることがない、これ見よがしの誇示に近い。シリアの人道的な危機が本当によくなるのかという効果の面でも非常に疑わしいものです。

 人道的介入は、2005年の国連総会の特別首脳会議で「保護する責任」という形で理念が認められました。極端な迫害や虐殺が行われているのに、その国が市民を保護する能力を持っていない、あるいは政府自身が迫害を行っている場合に、他の国が武力行使をしてでも、市民を守ることができるという考え方です。武力行使は様々な方策が尽くされた後の最後の手段で、国連安全保障理事会の決議を踏まえるべきだとされています。今回の攻撃は十分な手続きがなされておらず、国際法上、違法な軍事行動といえます。

 人類がこれまで築いてきた、戦…

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