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 手元に政治学者・丸山眞男氏からの手紙がある。便箋(びんせん)に5枚、横書きで記されている。1988(昭和63)年10月、昭和天皇の病気に伴い、さまざまな「自粛」が社会を覆っていたころのものだ。

 敗戦直後から、天皇制をはじめ、日本の「無責任の体系」を鋭く批判した丸山氏は、88年当時、マスコミには登…

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