[PR]

来年用の手帳の販売が始まりましたね。手帳コーナーが設けられ、たくさんの人でにぎわっています。

以前、大人のADHDの方の時間管理に「スケジュール帳」をおすすめした記事を書きました。今回はその内容をもう少し詳しく、写真入りで解説します。

というのも最近、

・同時に複数の仕事がきたときに、軽くパニックになってしまう

・夜更かししてしまって、いつも後悔

・やらなければならないことを後回しにしていると、そのうち忘れてしまう

・いつも締め切りギリギリか間に合わない

など、時間管理に関するご相談をよく受けるからです。

そのような方には、スケジュール帳を購入することを強くお勧めしております。今は一年でいちばん探しやすい時期なんです。これを逃さないでくださいね。

カウンセリングでおすすめしている手帳とその関連グッズを紹介いたします。

(1)手帳はバーチカル!

バーチカルというのは、時間軸が縦のものです。これですね。

写真・図版

このタイプの手帳は「使いこなせない」とか「そんな分刻みのスケジュールなんてない」など、上級者向きと思われて敬遠されがちです。

しかし、時間感覚に乏しくて視覚優位なADHDの方には、バーチカルが最適です。これまでは「ご自分に合った手帳を試してみましょう」などと、相談に来た方にわりとおまかせしていた私ですが、至った結論は……

・最初からバーチカルにしましょう

・月間スケジュールまで使うこなすのは使って1年くらいたってからでよい

です。

そして

・バーチカルの週間スケジュールのみでいきましょう!

と言うようにしています。

なぜか。

大人のADHDの方の困りごとは、1カ月単位ではないからです。そんな長期のプロジェクトを管理するところでつまずいているわけではありません。1日単位? いや、実はもっと短いスパンでお困りなのです。

・夜更かししてしまう

・朝起きられない

・二度寝してしまうし、朝の準備の効率も悪く、遅刻しそうになる

・昼の仕事や家事の効率が悪いし、やるべきことを忘れてしまう

・夕方帰宅してから夜寝るまでがだらだら

・よって今日も夜更かし

こんな具合いです。おそらく1~3時間単位の時間管理あたりからスタートすることが必要です。ですから、まずは週間バーチカルの1日単位で練習です。

ちなみに、今挙げたような困りごとを「精神科や心療内科で相談するような悩みではない」と捉えていらっしゃる方が多いようです。こちらから尋ねて初めて「はい、実はそうです」とお答えになる方がほとんどです。

生活リズムを保つことや、やるべきことを期限までにこなすということは、心身の健康や周囲からの信頼を得ること、自尊心を保つ事に欠かせない問題です。

しかし、多くの人がこの「時間管理」ができないことを「自分が怠け者だからだ」「気持ちの問題だ」と精神論で片づけます。

いいえ、それは違います!

これまでも申し上げてきたとおり、それは脳の実行機能の問題なのです。そのため、やる気にプラスしてコツがいるのです。脳の働き方で、どのあたりがつまずきやすいかを知っておけば、対策の立て方にセンスが光ります。

(2)飽きないで楽しく手帳を開くことができ、それでいて実用的なグッズを買おう

手帳コーナーをのぞいてみると、たくさんの手帳関連グッズが並んでいます。付箋、メモ、ペン、ペンフォルダー、シール、グッズを収納するためのポケット、カバー、クリップなどなど、今や手帳本体以上に品揃えが豊富なほどです。

・付箋

書類管理の多い仕事の方には必須。できれば紙製のものよりセロファン製のものが耐久性があるので◯。To-doリストと関連書類に同じ色の付箋を貼って、探しやすくするなど工夫もできる。

・8センチ×8センチほどのちょっと大きめの付箋(メモ用紙ではなく、のりつき)

大掃除や大掛かりなプロジェクト管理、買い物リストなどけっこう使います。

・フリクションペン

書いても消せるのは誤字の多いADHDの方向きです。替芯もまとめて買っておきます。

・ペンホルダーもしくは手帳バンドかファスナー付きのカバー

手帳がぱらぱらとページのめくれる状態だと、付箋が落ちたり、挟み込んでおいた書類が落ちたりします。逆に、ページが固定されると、振り込み用紙や返信の必要な手紙やアドレス帳なども手帳と共に一時管理できるので忘れ物を防ぐ事ができます。

写真・図版

講演会や研修などに参加される方、いろいろアイデアを書き留めておきたい方には、別冊でノートを持ち歩くのもよいでしょう。しかし、ひとまとめにしておくことが大切です。

下の写真はわかりにくいですが、手帳とノートが同時に挟める手帳カバーです。ファスナーでぐるりと閉めてしまえば、書類もこぼれません。

写真・図版

さて、せっかく手帳をそろえたのですから、時間に追われるのではなく上手に管理する1年にしましょう。時間管理の仕方は過去の記事からどうぞ!

<アピタル:上手に悩むとラクになる・もっと知りたい「大人のADHD」>

http://www.asahi.com/apital/healthguide/nayamu/

こんなニュースも