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 皆さん、こんにちは。タニタの西澤美幸と申します。

 タニタの研究員や管理栄養士が、毎回健康をテーマに綴(つづ)るこのコラムの栄えある(?)第1回の担当を務めさせていただきます。よろしくお願いします!

 さて、夏の到来を目前にして「今のうちにダイエットをしてカッコイイからだを手に入れたい」と考えている人は少なくないと思います。

 いざダイエットを行っても効果が実感できず、なかなか続かないという声もちらほら――。それはダイエットの際に、「筋肉量を意識せず、体重にばかり気をとられている」ことが、原因かもしれません。

 

 突然ですが、ここで問題です。筋肉と脂肪、同じ大きさならどちらが重いか分かりますか?

 答えはそう、筋肉です。

 脂肪に比べて筋肉は重いため、「ダイエットのために運動を始めたのにかえって体重が増えてしまった」ということが起こり得ます。これは脂肪ではなく筋肉がついただけで、単純に太ったという訳ではありません。

 また、「ダイエットを始めたばかりの頃は体重が減ったけど、その後まったく体重が減らなくなり、最終的にはダイエット前より太ってしまった」という経験を持つ人が結構多いようです。この場合、「初めに減った体重は脂肪でなく筋肉だった」ということが考えられます。

 

 実は、効果的にダイエットをするためには筋肉をつけることが大切です。筋肉が多くなると「基礎代謝(心臓を動かすなど、生きるため最低限必要なエネルギー量)」が上がり、太りにくいからだになるからです。

 また、脂肪より筋肉の方が重いということは、同じ重さなら筋肉の方が体積が小さいということ。つまり筋肉がつくと、やはり全体的にシャープな引き締まったカッコイイからだになりますが、それは言うまでもありませんね。

 

写真・図版

 さて、筋肉を増やすには、運動量を増やすことが重要です。例えば、通勤中の歩く距離を少し増やしたり、エレベーターやエスカレーターではなくできるだけ階段を使うようにしたりするなど、日常生活の中でできることを実行するだけでも効果はあります。確かに目に見えた成果が出るまでには、それなりに時間はかかりますが、やはり「継続は力なり」です。日常生活をエクササイズにしてしまいましょう。

 とはいえ、効果が実感できないと、このような工夫もなかなか長続きしないのが人間のさが。そこでおすすめしたいのが体組成計を活用することです。

 体組成計とは「脂肪」や「筋肉」「骨」など、からだを構成する組成分を計測する機器。これを使うことで「体脂肪率」「筋肉量の増減」「基礎代謝量の増減」などがチェックできます。つまり"体重の変化はなくても、確実に筋肉は増えている"など、体重だけでは分からない体内の変化を捉えることができるのです。

 また、効率的なダイエットのためにも積極的に活用してほしいです。例えば筋肉量が少ないなら筋肉をつけることを取り組みの中心にするなど、体組成が把握できれば、その人に合った方法を選択する助けになるからです。

 

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 もちろん体組成計は健康管理にも役立ちます。

 例えば、体組成計の中には「メタボリックシンドローム」の診断で重要視される「内臓脂肪」のリスクレベルをチェックできるものがあります。「内臓脂肪」とは文字通り、内臓付近につく脂肪のこと。特に男性の場合、年を取るにつれからだにつきやすくなる脂肪ですが、臓器を圧迫するだけでなく、肥満や高血圧のリスクを高める厄介者。そのため、ついてしまったら食生活や生活習慣を見直して、減少させる必要があります。

 一般的に「内臓脂肪」は、ウエスト周りをはかることで推定されますが、体組成計を使うことでより簡単にリスクレベルをチェックすることが可能です。リスクレベルが高い人は体組成計で体内の変化を確認しながら、生活習慣の改善に取り組みましょう。

 理想のボディーを手に入れるため、健康のため等々――。目的は何でも構いません。それぞれのニーズに合わせて体組成計を活用してみてください。使ってみた結果、自分のからだの変化を見るのが楽しくなって、計測が習慣化できればしめたもの。これまで続かなかったダイエットや習慣的な運動、生活環境改善なども、無理なく楽しみながら続けられるようになるかもしれませんよ。

 

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■アピタル編集部より

 「タニタとつくる健康生活」は、現役世代の読者のみなさまに、わかりやすく正しい健康情報をお届けするコラムです。身近な話題や、ちまたにある様々な「あるある健康情報」などについて、健康分野で実績のあるタニタの研究員や管理栄養士の方々に毎回執筆をしていただきます。ご期待ください。

 

<アピタル:タニタとつくる健康生活>

http://www.asahi.com/apital/column/tanita/(アピタル・西澤美幸)

アピタル・西澤美幸

アピタル・西澤美幸(にしざわ・みゆき) 株式会社タニタ・企画開発部主任研究員 栄養士

学生時代よりタニタの体脂肪計開発プロジェクトチームに参加、世界初の乗るだけではかれる体脂肪計や体組成計、活動量計などの回帰式や判定アルゴリズムを開発した。栄養士の資格を持ち、技術開発研究者と栄養士の二つの視点から健康とからだに関する多数のセミナー講師も担当。