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 26日午前2時10分ごろ、福島県沖を震源とする地震があり、同県郡山市や宮城県石巻市、水戸市、栃木県真岡市など4県の14市町村で震度4の揺れを観測し、北海道から東海にかけての広い範囲で震度3を記録した。気象庁によると、震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は7・1で、東日本大震災の余震とみられる。

 気象庁は地震発生から4分後の午前2時14分に、福島県に津波注意報を発表したが、岩手県や宮城県などへの注意報は発生から40分後の同2時50分だった。実際の津波は、岩手県大船渡市で第1波が同2時54分に観測された。

 気象庁によると、当初、地震計の最大の振れ幅からマグニチュード(M)6・8と推定されたため、津波は福島県だけと見られたが、断層がずれた大きさを基に算出するとM7・1と高かった。震源が遠く津波到達までの余裕があったため、精査した後に注意報の範囲を拡大したという。

 今年3月に津波予測の発表方法を簡潔な表現で避難を促すように変更した後、初めての注意報だった。

 土井恵治・地震予知情報課長は「津波到達には間に合ったが、発表のタイミングについては点検しなければならない」と話した。

 東北大災害科学国際研究所の今村文彦教授(津波工学)は「範囲を拡大するのは遅かった。津波が想定されるときは、地震の規模の推定方法の改善を検討した方がよい」と話している。