[PR]

 2020年の東京五輪の開催などに備えて羽田空港への輸送力を強化するため、JR東日本が、都心と羽田空港を結ぶ鉄道の新路線の整備を検討していることがわかった。

 現在、浮上しているのは、休止中の東海道貨物線を活用する案だ。この貨物線は山手線の田町付近から東京湾岸を通っており、これを旅客線に切り替えて活用する。羽田空港までは、トンネルを整備して直結することも検討しているという。

 羽田空港は、来春から国際線の発着枠が増えるうえ、東京五輪の開催で大幅な利用客の増加が見込まれている。現在、都心から羽田空港への鉄道アクセスは、東京モノレールや京浜急行が担っているが、増大する需要への対応が大きな課題になっている。JR東は今年10月、重点的に取り組む事項の一つとして、同空港へのアクセス改善を経営構想に盛り込んだ。

 羽田空港へのアクセスをめぐり、東海道貨物線を旅客化する構想は、00年に国の運輸政策審議会が検討課題とした経緯があり、東京五輪の開催などを受けて再浮上した形だ。

 JR東は、山手線の品川―田町間に新駅の建設も検討しており、今後、東京五輪を見据えた都心の鉄道網整備が本格化する。

この記事に関するニュース
  • レコメンドシステムによる自動選択