【冨岡史穂】スーパーコンピューターの省エネ性能を競う世界ランキング「グリーン500」が21日に発表され、東京工業大の「ツバメKFC」が世界1位をとった。日本のスパコンがトップを飾るのは初めて。2位は英ケンブリッジ大のウィルクス、3位には筑波大のHA―PACSが入った。

 このランク付けでは1ワット当たりの計算速度を指標に、各スパコンがエネルギー消費効率を競う。ツバメKFCは1ワット当たり毎秒45億317万回を記録した。

 東工大の松岡聡教授は「次世代のスパコンの最大の焦点も電力との戦い」として、省エネに力を注いできた。今回のツバメKFCは、2015年導入を目指すツバメ3・0の実験機。特に省エネに注目し、油を使った新しい冷却システムが特徴だ。

 スパコンの消費電力は一般家庭の数万世帯分に達しており、最近は省エネの工夫が注目されている。ランキングは07年に始まり、最近は年2回発表されている。