米国のR&B歌手シアラが2009年に発表したアルバム「ファンタジー・ライド」(ソニーミュージック、2300円)に、「外科医のように」という曲がある。「なぜ外科?」と思っていたら、先輩記者が耳打ちしてくれた。「昔、アル・ヤンコビックというパロディ歌手がマドンナの『ライク・ア・バージン』をもじって、手術の方法を知らないトンデモ外科医を演じたビデオを作ったんだ」。なるほど。
シアラは「愛」という分野に関して「外科医並みの腕前」を称する。「私はみんなのイチオシ。セカンドオピニオンは必要ナシ」「あなたの快復力には脱帽よ」「あなたは最高の患者。並ぶ必要ナシ」。有り難すぎるお医者様だ。
雰囲気のある曲。カフェで流れていても違和感はない。女性の皆様、意中の男性に聞かせてみてはどうか。相手が歌詞の内容に気がついて凍り付いたら、残念だが、その「患者」には「脈がない」。(毬)