ブルークローバー・キャンペーン2008
6月12日(木)東京・丸の内 丸ビル1階 マルキューブ
「父の日」を3日後に控えた6月12日。東京・丸の内の丸ビル「マルキューブ」でブルークローバー・キャンペーンの「父の日」スペシャルイベントが開催されました。用意された約80席は満席となり、立ち見の観客の皆さんがその周りをぎっしりと取り囲んだだけでなく、吹き抜けになった2階のフロアからも多くの方々がのぞき込みステージに注目しました。トークショーとコンサートで構成された当日の様子を振り返ります。
トークショー
前半のトークショーのタイトルは「知ってください前立腺がんのこと、覚えてくださいPSA検査」。前立腺がんの専門医である群馬大学泌尿器科准教授の伊藤一人先生、歌手の故・三波春夫さんの長女で三波クリエイツ代表の八島美夕紀さん、キャンペーン・メインサポーターの鳥越俊太郎さんが登壇しました。
伊藤先生からは、前立腺がん検診の受診状況に関する日米比較のデータが示されました。それによると検診暴露率(推定)が70~80%の米国に対して日本は5~10%にとどまっていて、転移がんで発見される率は米国で5%以下であるのに対し日本では約30%にも上り、検診による早期発見が不十分とのことです。また米国で検診が広がり始めた1990年代半ばから前立腺がんによる死亡者数が減少に転じたように、日本でも1万人を超えて増加する勢いの死亡者数をいかに減らせるかは検診(PSA検査)の広がりにかかっていると説明され、観客の皆さんはじっと耳を傾けていました。
続いて八島さんからは、なにごとにも前向きに取り組んだ父・三波春夫さんの生き方を思い出し、三波さんが前立腺がんで亡くなった後、PSA検査を広める活動を始めたことを語り、今春から始まった「メタボ検診」で中高年男性が自分のからだのことに以前より意識を向けるようになったのを好機として、前立腺がん検診も受けてほしいし、家族からも勧めてほしいと訴えました。鳥越さんは、がん検診に行くとがんが見つかるから怖くて行けないという人が特に男性に多いが、見つかっても早期なら早く治療できてそれでOKだと体験に基づいて語りかけました。
トークショーに登場した八島美夕紀さん(右)と伊藤一人先生
スペシャルコンサート
後半はコンサート。初めに鳥越俊太郎さんと娘でシャンソン歌手の鳥越さやかさんが登場しました。
1曲目は俊太郎さんによる「昴(すばる)」。続いて、「母と歌った思い出の歌を、今度は娘と歌います」と語って「愛の賛歌」を親子でデュエット。最後に、父・俊太郎さんのがんがわかって、その存在の大事さを実感した時のことをもとにしたというさやかさんのオリジナル曲「舞台」。歌いながらさやかさんが俊太郎さんの肩に腕を回すと、俊太郎さんは照れたようにほほ笑み、家族のぬくもりが伝わる一場面となりました。
・・・と、一転、明るい大きな声とともに山田邦子さんがステージに登場。鳥越さんも加わっている「スター混声合唱団」の団長として、メンバーの皆さんと一緒に応援に駆けつけてくれました。次々にメンバーをステージに呼び込んだところ総勢18人(※)。一気ににぎやかな雰囲気に会場は包まれました。
山田さんは4月の結成以来、続々と増える新メンバーを紹介したり、がん闘病経験を倍賞千恵子さんに話を振ったり自らも語ったりして、がんの不安を乗り越える力となる人のつながりの大切さや検診の重要性を訴えました。
歌は、「卯の花~のにおう垣根に~」と始まる歌詞が季節にぴったりと合う「夏は来ぬ」、「見上げてごらん夜の星を」と続き、最後は合唱団のテーマソング「手のひらを太陽に」で元気よく締めとなりました。会場からはたくさんの拍手が湧き、満足した表情で多くの皆さんが会場を後にしていました。
(※)参加してくださったスター合唱団のメンバーのお名前(順不同)
山田邦子さん、倍賞千恵子さん、小六禮次郎さん、米良美一さん、コシノジュンコさん、林家たい平さん、橋本志穂さん、川原みなみさん、久能靖さん、梅田陽子さん、石原裕子さん、角盈男さん、中嶋美年子さん、原元美紀さん、大下容子さん、山田貴敏さん、岩崎良美さん、高嶋政伸さん、奥村伸樹さん(指揮)、赤星裕子さん(ピアノ伴奏)
・日時 2008年6月12日(木)18:00~19:15
・会場 東京都千代田区丸の内 丸ビル1階 マルキューブ
・プログラム
●トークショー「知ってください前立腺がんのこと、覚えてくださいPSA検査」
伊藤一人先生(群馬大学泌尿器科准教授)
鳥越俊太郎さん(ジャーナリスト)
八島美夕紀さん(三波クリエイツ代表取締役、元三波春夫PSAネットワーク代表)
●スペシャルコンサート
鳥越俊太郎さん
鳥越さやかさん(シャンソン歌手)
スター混声合唱団のみなさん
・司会 TOKYO FM 古賀涼子アナウンサー
・主催
ブルークローバー・キャンペーン運営委員会
財団法人日本対がん協会、社団法人日本ウオーキング協会、
NPO法人大丸有エリアマネジメント協会、TOKYO FM、日刊スポーツ新聞社、朝日新聞社
・ 後援
社団法人日本泌尿器科学会、日本人間ドック学会、
日本放射線腫瘍学会、日本腎泌尿器疾患予防医学研究会、前立腺研究財団
・特別協賛
アストラゼネカ株式会社
・協賛
日本メジフィジックス株式会社、ベックマン・コールター株式会社、ベックマン・コールター株式会社、
ジーエヌリサウンドジャパン株式会社、株式会社三陽商会
・協力
テレビ朝日、福助株式会社、丸ビル
息の合ったデュエットを聞かせた鳥越俊太郎さん、さやかさん親子
(前列左から)岩崎良美さん、山田邦子さん、倍賞千恵子さん