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クリントン前米大統領は22日に米国で発売される自伝「マイライフ」で、退任直前、次の大統領に決まっていたブッシュ氏に対し、米同時多発テロの首謀者となるオサマ・ビンラディン氏と国際テロ組織アルカイダを警戒するよう伝えたことを明らかにしている。ホワイトハウスの実習生だったモニカ・ルインスキーさんとの不倫スキャンダルの浮上で、夫婦関係が危機に陥ったことや、そのもみ消し疑惑で弾劾訴追されたことなどについても、率直につづっている。
クリントン前大統領は00年12月、ブッシュ氏とホワイトハウスで引き継ぎをした。テロの脅威をめぐってクリントン氏は、「安全保障上の最大の問題はビンラディンとアルカイダだ」と直接伝え警告した。ブッシュ氏はあまり反応せず、話題を変えたという。
クリントン前大統領はまた、ルインスキーさんとの不倫問題で、家族がぎくしゃくした様子を描いている。
98年1月に不倫問題が報道で浮上した当初、国民に対してはもちろん、家族やスタッフにも関係を否定していた。だが、連邦大陪審に対して宣誓証言をする直前になって、妻ヒラリーさんに、初めて真実をうち明けた。
ヒラリーさんはすでに出版した自伝「リビング・ヒストリー」のなかで、これは8月15日の朝で、前大統領はただひたすら謝り、自らは「怒り狂った」と記している。
前大統領は、ヒラリーさんが腹に一撃をくらわされたように驚いていると感じた。これを機に、前大統領は「寝室の隣のリビングルームのソファで」寝ることになり、「それは2カ月以上も」続いたという。
ヒラリーさんと娘のチェルシーさんは話しかけてくれず、愛犬バディだけが相手をしてくれた。不倫問題は「(自分の)内面生活で最も暗い部分」だったと振り返っている。
一時は離婚の危機にも見舞われたが、「カウンセリングをヒラリーと1週間に1回、約1年間受けた」結果、何とか結婚生活を維持できることになったという。
前大統領を最終的に弾劾裁判にまで追い込んだ特別検察官(その後、「独立検察官」)の任命については、当時の司法長官に要請したことが、大統領時代の「最悪の決定だった」と振り返った。
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クリントン前大統領の自伝「マイライフ」の日本語版は9月、朝日新聞社から刊行されます。
(06/19)
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