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週刊現代連載の高杉良氏の小説「乱気流」をめぐり、日本経済新聞社の鶴田卓彦元社長と島田昌幸常務取締役が、「自分たちをモデルにした事実無根の内容で名誉を棄損された」として、発行元の講談社と高杉氏を相手取り、単行本出版などの差し止めと損害賠償、謝罪広告掲載を求めて東京地裁に提訴した。講談社は18日から単行本の販売を始めた。
「乱気流」は、03年4月7日発売号から今月18日発売号まで75回連載された。架空の大手経済新聞社を舞台に社長を巡るスキャンダルなどを描いている。
9月下旬に提出された訴状によると、週刊現代は連載前の予告で「実名小説という体裁はとっていませんが、書かれているのはすべて実際にあった出来事です」と述べた。連載では、鶴田元社長らを想像できる人物を設定。東京地検の取り調べを受けたり、赤坂のクラブ経営者を愛人にしたりしていたことなどを書いた。
鶴田氏らは「こうしたことはまったくの事実無根であり、単行本として出版されると回復しがたい損害を被る」と出版や映画化などの差し止めと計7400万円の損害賠償などを求めた。
講談社広報室と高杉氏は「言論・出版の自由を守るべき立場にある代表的新聞社の元トップと現役の最高幹部が、あろうことか文芸作品の出版禁止命令を公権力に求めるなど前代未聞の暴挙としか言いようがない」としている。
日経新聞社では子会社を舞台にした巨額架空取引事件が02年に発覚し、日経元部長の株主が03年3月、当時社長だった鶴田氏の監督責任などを理由に株主総会に社長解任を提案、否決された。鶴田氏は会長となった後、同年5月相談役に退き、今年3月には相談役も辞任した。
(10/19)
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