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米国の批評家・作家、スーザン・ソンタグさんが死去

スーザン・ソンタグさん
スーザン・ソンタグさん

 約40年間にわたり米国を代表する知識人の一人と目されてきた批評家・作家のスーザン・ソンタグさんが28日朝(日本時間同日夜)、ニューヨーク市内のがん病院で死去した。病院当局が確認した。71歳だった。病院側は死因を公表していないが、長男がニューヨーク・タイムズ紙に語ったところによると急性骨髄性白血病だという。

 60年代のサブカルチャーを扱った「キャンプ論」(64年)や、作品の内容よりも形式やスタイルを重視する芸術論を展開した「反解釈」(66年)などで注目を集めた。他に評論集「写真論」(77年)、「隠喩(いんゆ)としての病い」(78年)など。小説では「火山に恋して」(92年)や全米図書賞を受けた「アメリカで」(00年)などの作品がある。

 60〜70年代はベトナム戦争反対の活動で知られた。その後、99年に朝日新聞紙上で行った作家、大江健三郎氏との往復書簡では、北大西洋条約機構(NATO)によるコソボ空爆を支持した。虐殺などの危険がある場合は、武力の早期行使もやむを得ないという、いま主流になりつつある考え方に沿ったものだ。

 01年の9・11同時多発テロ直後には「これは文明や自由や人間性に対する攻撃ではない。自称『超大国』への攻撃だ」と断じたうえで、ハイジャック犯より「反撃されない高い空から攻撃する者(米兵)の方が卑劣」と書いて物議をかもした。

 9・11に起因するアフガニスタンへの武力行使は支持したが、イラク戦争には反対。こうした時代への考察をまとめた「この時代に想う/テロへの眼差し」(02年)は、日本のみで出版された。

 ニューヨーク生まれ。早くに父を亡くし、母はアルコール中毒だったという。3学年飛び級し15歳で高校を卒業、シカゴ大学、ハーバード大学、英オックスフォード大学で学んでいる。硬派の批評家には珍しく、社交界の花形でもあった。

(12/29)





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