■中国での挑戦:下
「トヨタどこへ」一覧はこちら「トヨタ自動車が、新エネルギー車の現地化を加速させる」
5月末、トヨタが中国の電池メーカーと、ハイブリッド車(HV)用の電池をつくる合弁会社の設立の検討に入ったことを発表すると、現地メディアは驚きをもってこう報じた。
トヨタのHVは、世界での累計販売台数が500万台を突破した看板商品。しかし、HVを代表するプリウスの昨年の販売台数をみると、日本と北米で全体の9割を占め、中国は数千台しか売れていない。
しかも、電池はHVの基幹部品。中核技術が詰まっており、これまで日本でしか作ってこなかった。HVが普及した北米にも、日本製の電池を使った完成車を日本から輸出している。材料の調達や生産設備など「(現地生産には)多くのハードルをクリアしなければらない」(北米事業の責任者ジェームス・レンツ氏)からだ。