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【松浦祐子】付き合うなら臭くない男性がいい=85・6%
イケメンでも足が臭いと幻滅する=84・6%。
制汗剤などを企画・販売するシービックがアンケートしたところ、東京23区に勤める20〜30代の女性がこたえた結果は、ニオイにはめっぽう厳しいものとなった。
男の汗の臭いはカッコイイとされたのは、昔の話。最近のモテ男子にとって、汗の臭い対策は「必須項目」のようだ。
こうしたニーズを取り込み順調に販売を伸ばしているのが、シービックの「デオナチュレ」だ。2012年の売り上げは09年と比べ、女性用が約1・4倍だったのに対し、男性用は約2・2倍と大幅に伸びた。
デオナチュレのウリは、「直(じか)ヌリ」と呼ばれる手法だ。天然の制汗成分「アルム石」を含んだスティックやクリームなどを直接、ワキや足に塗る。成分の肌への密着度が高いため、朝に1度塗れば、夜まで効果が続くといった点も、評価が高いようだ。
ただ、一足飛びでヒットしたわけでない。発売は実は10年以上前にさかのぼる。女性用は1999年、男性用は2000年に売り出した。
当時の日本では、制汗剤と言えばスプレー式。けれど、海外では、古くからアルム石を使った固形の制汗剤がよく使われていた。アルム石には、臭いの元となる雑菌の繁殖を抑えたり、毛穴を引き締めて汗を抑えたりする効果があるとされた。「『日本にない制汗剤を売ろう』がコンセプトだった」と同社の横峯勇太・ブランドマネージャーは振り返る。