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 マレーシア株式市場は2014年に向け、明るい材料がそろっている。クアラルンプール総合株価指数は12月に入っても過去最高値を更新し続けており、新興国の株式市場が全般的に軟調な展開の中、異彩を放つ。

 来年の株価上昇を強く牽引(けんいん)しそうなのが、大型の新規上場(IPO)案件。現地の報道によれば、14年のIPOは現時点ですでに9社を数え、資金調達額は約5800億円に上る。意外かもしれないが、マレーシアはIPO大国で、12年のIPOによる資金調達額は米国、中国、日本に次ぐ世界第4位。政府は2020年までの成長戦略「経済変革プログラム」を推進中で国営企業の民営化が今後も続く。

 来年の特徴は、9社のうち半数以上が不動産開発会社という点で、三井物産が株主に名を連ねるメディニ・イスカンダル・マレーシアや、政府系のイスカンダル・ウオーターフロント・ホールディングスは特に注目度が高い。

 いずれも社名に「イスカンダル」を含むが、これは政府が推進するジョホールバル一帯の巨大都市建設計画「イスカンダル計画」に関わるため。投資総額10兆円ともされる巨大プロジェクトは経済成長の原動力となっている。

 事実、世界銀行は10日、マレーシアの13年予想GDP(国内総生産)を4・5%に引き上げた。米金融緩和縮小が始まるなど懸念もあるが、マレーシアの勢いは来年も続きそうだ。

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 モーニングスター社の新興国情報サイト(http://www.morningstar.co.jp/news/emeye/)も参照してください。