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 ペルー株は2013年に入り迷走を続けている。年初こそ堅調な出足を見せ、終値ベースで2万2000に迫る勢いを見せたが、2月以降は下落が続き、7月には1万4643まで下落した。8月以降は、下げ止まりした感があるものの、本格反転の気配は見えない。

 株価低迷の要因は資源価格の下落と輸出の低迷にある。ペルー経済の生命線は資源輸出だが、12年は伝統産品の金や銅など鉱業製品の輸出が大きく落ち込んだ。特に輸出金額の2割を占める金は、欧州債務問題の影響でスイス、イタリアなど欧州向け輸出が落ち込んだことから、12年の輸出額が前年比5・4%減。同じく2割を占める銅も同2・1%減と輸出量を減らした。

 加えて13年は金、銅価格の下落が続く。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物価格は、12年10月に1トロイオンス=1800ドルに迫る勢いを見せていたが、現在は1300ドル前後まで下落した。ロンドン金属取引所(LME)の銅価格でも、年初の1トン=8000ドルから7100ドル近辺まで下げている。

 今年春以降は、金、銅とも輸出は回復傾向を見せ始めている。ただ、中国経済の減速などから鉱物需要の急速な回復は望めそうになく、少なくとも13年中は輸出が低迷するとの見方が多い。

 資源価格そのものも上値の重い展開が続く可能性が高く、ペルー株の反転もまだ先と見て良さそうだ。

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 モーニングスター社の新興国情報サイト(http://www.morningstar.co.jp/news/emeye/)も参照してください。