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 2013年は世界的に株高が進んでいるが、韓国株は「蚊帳の外」となっている。韓国総合指数の11月21日終値は1993・78で、年初からの騰落率は0・2%安。日経平均株価の48%高、ダウ工業株30種平均の21%高に比べると弱さが目立つ。

 韓国の7~9月GDP(国内総生産)は前期比1・1%増。11年1~3月期以来の高水準となった4~6月期の水準は維持し、韓国経済は一見持ち直しつつあるように見える。

 ただ、輸出主導型経済の韓国にとって生命線の輸出に思ったほどの改善が見られず、見た目ほど経済状況が良いかは微妙だ。月次の輸出動向を見ると13年下半期は、欧米向けなどで伸び悩んでいる。

 加えて、通貨のウォンが円とドルに対して夏場以降、上昇傾向にあることも韓国企業には痛手だ。中間決算を見るとライバルの日本企業は急速に立ち直ってきたが、韓国勢は苦戦気味だ。

 また、日本との政治的な関係も改善の兆しが見えない。例えば戦時中の徴用をめぐって日本企業に損害賠償を命じる判決が相次いでいる問題や、歴史認識や領土問題について、他国で日本を非難する朴槿恵(パククネ)大統領の行動は、日本企業の対韓投資を躊躇(ちゅうちょ)させるに十分な要因だ。

 意外に外国人投資家は、このような国際政治の「リスク要因」をよく見ている。世界に取り残される韓国株の厳しい状況は続きそうだ。

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 モーニングスター社の新興国情報サイト(http://www.morningstar.co.jp/news/emeye/)も参照してください。