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株式と同様取引のETF 長期の投資にも向く特徴2006年08月26日 インデックスファンドは、株式市場の動きに連動する投資成果を手軽に得られるファンドとして近年、人気を集めている。一般にインデックスファンドといえば、基準価額で買い付け・解約ができるオープン型ファンドを指すが、実は、それ以外にもう一つのタイプがある。ETFと呼ばれるファンドだ。ETFとは、Exchange Traded Fundsの略称で取引所で取引される投資信託のこと。ETFは、一般の株式と同様、取引所の立会時間中ならいつでも売り買いすることができ、指し値注文や信用取引もできる。 《主な違い》 最も大きな違いは購入・売却の方法だが、税制面にも注意が必要だ。インデックスファンドもETFも分配金に対する課税は変わらないが、換金時の課税方法が異なる。インデックスファンドを解約によって換金すると解約差益に対し10%の源泉徴収が行われるが、申告は不要とすることができる。一方、ETFの換金は、解約ではなく市場での売却になるから、譲渡益に対し10%の申告分離課税となる。またこの他、運用経費の面でも両者には相違がある。 《ETFのメリット》 (1)ETFは取引所の立会時間中ならいつでも売買が可能。インデックスファンドはその日の終値で計算される1本値。 (2)ETFは、一般のインデックスファンドよりも運用管理コストが安い(ETFの信託報酬は年率0.11%〜0.20%、一般のインデックスファンドは0.58%程度)。 《ETFのデメリット》 (1)市場価額と純資産価額の乖離(かいり)の裁定取引は必ずしも完璧(かんぺき)ではない。特に取引高の少ないETFは価格の開きが大きくなりやすい。インデックスファンドの場合は、純資産価額で必ず換金できる。 (2)ETFは、信託報酬は安いが売買には通常の株式売買手数料がかかる。一般のインデックスファンドも買い付け時には販売手数料を取られるが、解約時は無手数料が多い。 ◇ ETFは株式と同じように取引できることから短期投資にも向いている。しかし、ETFはそのような短期投資家だけのものではない。もっと広い投資家に利用価値のある投資対象だ。ETFというと取引所で立会時間中にいつでも売買ができるという、価格やトレーディングの弾力性に目が向けられがちだが、ETFの先進国である米国では個人投資家は、必ずしもそのようなアクティブにトレーディングするための手段としてETFを購入しているのではないといわれる。 ETFのメリットは、投資のコストが安いこと、分散投資が容易にできること、運用スタイルの一貫性が保たれることなどにある。このような特徴からすれば、ETFはむしろバイ・アンド・ホールドの長期投資家に向いた投信商品ということができよう。そうした投資家層を広げるためには、投信業界としてもETFの商品の多様化を進め、米国のように多種のセクターETFや海外の株価指数に連動するETF、あるいは債券ETFなどを品ぞろえし、様々な投資ニーズに応えていく必要があるだろう。 (モーニングスター社)http://www.morningstar.co.jp
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