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TOPIX上回る 北欧や東欧が優位〈1年トータルリターン〉

2007年10月20日

 今回は、追加型の株式投資信託2326本のうち、純資産額が10億円以上のファンドを対象として、モーニングスターが独自にポートフォリオや投資方針から70に分類したピア・グループ分類の過去1年間(9月末基準)におけるトータルリターンのランキングをみた。今回、取り上げたピア分類は「国内大型バリュー」「国際債券・欧州(為替ヘッジなし)」「国内ハイブリッド・安定」の三つだ。

 この間の東京株式市場の動きは2月末の世界同時株安、7月の米国のサブプライムローン問題による下落から回復が遅れる展開。この1年間で米ダウ工業株30種平均指数は18.98%上昇したが、TOPIXは0.37%の上昇にとどまっている。

 こうした中、「国内大型バリュー」においてはピア・グループ平均が1.03%のリターンを出しTOPIXを上回っている。トータルリターンのランキングでは、「GS 日本株・プラス(通貨分散コース)」が10.96%のリターンを出して1位。日本株式への投資と同時に、通貨・金利取引を活用して複数の主要通貨への分散投資を行い、内外短期金利差に相当する収益の獲得が好成績につながったようだ。

 「国際債券・欧州(為替ヘッジなし)」では、「ダイワ・ヨーロッパ債券F(毎月分配型)」がトップ。他のファンドに比して北欧・東欧通貨圏への投資割合が大きく、平均利回りの高かったことが影響している。

 「国内ハイブリッド・安定」では「野村 世界6資産分散投信(安定コース)」が1位。国内債券中心の運用であるが、外国株式への投資ウエートが比較的高く、REITを加えた資産構成が好成績の要因だ。

モーニングスター社http://www.morningstar.co.jp

1年トータルリターン・ランキング(主要ピア・グループ) (モーニングスター社調べ)
順位 ファンド名 投信会社 トータルリターン(%) 総合レーティング
6カ月 1年 3年(年率)
国内大型バリュー  
1 GS 日本株・プラス(通貨分散コース) ゴールドマン -2.02 10.96   -
2 好配当ジャパン・オープン 損保ジャパン -3.87 8.93   -
3 日本好配当株投信 野村 -4.46 5.65   -
4 フィデリティ・日本配当成長株F(分配重視型) フィデリティ -6.69 3.8   -
5 シュローダー 日本ファンド(野村SMA向け) シュローダー -3.77 3.34   -
ピア・グループ平均 -7.33 1.03 13.65  
国際債券・欧州(為替ヘッジなし)  
1 ダイワ・ヨーロッパ債券F(毎月分配型) 大和 4.81 10.62 8.41 ★★★★
2 インベスコ ユーロ債券F(毎月決算型) インベスコ 4.06 9.09 7.34 ★★★
3 三菱UFJ ユーロ債券インカム 三菱UFJ 3.87 8.76 7.78 ★★★★
4 住信 ヨーロッパ国債ファンド(毎月決算型) 住信 3.62 8.51 8.14 ★★★★
5 毎月分配ハイクオリティ・ユーロ債券F 大和住銀 3.51 7.9 7.65 ★★★
ピア・グループ平均 3.41 7.68 7.66  
国内ハイブリッド・安定
1 野村 世界6資産分散投信(安定コース) 野村 0.37 5.94   -
2 東京海上セレクション・バランス30 東京海上 2.16 5.67 6.93 ★★★★★
3 ハッピーエイジング50 損保ジャパン 1.32 4.34 5.43 ★★★★
4 ダイワ・ライフ・バランス30 大和 0.67 4.2   -
5 マイバランス30(確定拠出年金) 野村 0.59 4.13 6.44 ★★★★★
ピア・グループ平均 0.3 2.78 4.88  

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