現在位置:asahi.com>ビジネス>投資信託> オープン投資信託 > 記事 国際株式と国内株式が逆転 日本市場の低迷などに起因〈過去1年の純資産増加額ランキング〉2008年02月23日 08年1月末時点の追加型株式ファンドの分類(投信協会大分類)別純資産額を見ると、国際株式型とFOF(ファンド・オブ・ファンズ)がそれぞれ、前年同月比37%増、同24%増と、大きく増加している。 その一方、国内株式型は同34%減となり、過去1年で国際株式型の純資産額が国内株式型を上回り、逆転した。この逆転は、ファンドの新規設定額において国際株式型が国内株式型を大きく上回ったことに加え、世界の株式市場の中で日本市場の相対パフォーマンスが劣っていたことに起因していると見られる。 《市民権を得たFOF》 国際株式型とともに純資産額を伸ばしたFOFは、主に他のファンドに投資するファンドと定義されている。その長所は、分散投資効果と特色あるファンドに投資できる点にある。 FOFは規制緩和により00年に国内で初めて設定された。FOFの日本での歴史は浅いが、残高は順調に拡大し、追加型株式ファンドの純資産額全体に占める構成比は08年1月末で3割に達している。FOFは新しい投資の選択肢として既に市民権を得ているようだ。 《新規設定でも国際株式型が優位》 1月までの過去12カ月の追加型株式ファンド新規設定額を集計すると、国内株式型1兆5219億円に対して、国際株式型は4.6倍の6兆9387億円となっている。日本の株式市場の低迷に加え、国内株式へ投資する場合、個別企業への直接投資を好む投資家が多いことも国内株式ファンドの新規設定が低調な要因の一つと考えられる。 一方、国際株式型では経済成長率の高い新興国を投資対象とするファンドの設定が続いている。個人投資家が、海外の株式、特に新興国の株式に投資を行う場合、様々な制度の違い、情報量の少なさなどから、ファンド経由の間接的な投資を選ぶケースが多いようだ。 《人気が続く国際投資ファンド》 1月までの過去12カ月における追加型株式ファンドの純資産増加額上位15本のランキングを見ると、FOFが7本、国際株式型が5本、バランス型が3本となっており、FOFが最も多い。 また、上位15本を主要投資対象で分類すると、国際株式型が5本、国際債券型が6本、国際バランス型が4本となっており、国内株式型は1本も入っていない。 ファンドへの投資資金は国際投資型ファンドに偏って流入している。国際分散投資の考え方が浸透しつつあり、ファンドに占める国際投資型の比率は今後も上昇が続きそうだ。 ◆セミナー開催 「モーニングスターセミナー〜インド投資の魅力と留意点」を3月11日(火)午後6時半〜8時半に東京ステーションコンファレンスサピアタワー602(JR東京駅・東京メトロ大手町駅直結)にて開催。入場無料。お問い合わせは0120・917・470へ。 (モーニングスター社)http://www.morningstar.co.jp
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