今回は、モーニングスターが評価対象としている追加型の株式投資信託2542本のうち、純資産額が10億円以上のファンドを対象として、5月末までの過去6カ月間におけるトータルリターンのランキングを見た。
この間の東京株式市場は、前半はサブプライム問題と円高により、大幅に下落した。後半は世界的な金融収縮懸念の後退などから反発したものの、同期間のTOPIXは8.08%の下落となった。
このような環境の中、5月末までのトータルリターンのランキングでは、トップ20位中8本をコモディティ関連が、2本を欧州株式型が占めた。
トップ10に8本がランクインしたコモディティ関連は、指数連動型ファンドが多い。例えば、1位の「グローバル・コモディティ・オープン(毎月)」は「S&P GSCI商品指数」を、3位の「住信 コモディティ・オープン」は「ダウジョーンズAIGコモディティ・インデックス」をインデックスにしている。指数の構成では、前者の品目は24種類で、エネルギーの構成比率が75.6%と高い。後者の品目は19種類だが、構成比率はエネルギー36.4%、産業用メタル19.7%など分散されている。インデックスにより、中長期的な運用成果が異なる可能性があることには注意したい。
15位には「インベスコ 欧州東方拡大株式ファンド」がランクイン。ロシアを中心に、チェコなどの東欧諸国の株式に投資する。ロシアのエネルギー、電気通信サービス企業の組み入れ比率が高い。
(モーニングスター社)http://www.morningstar.co.jp
| 順位 | ファンド名 | 投信会社 | トータルリターン(%) | 総合レーティング | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 6カ月 | 1年 | 3年年率 | ||||
| 1 | グローバル・コモディティ・オープン(毎月) | 野村 | 26.69 | 41.21 | ― | ― |
| 2 | ダイワ・コモディティインデックス・ファンド | 大和 | 20.22 | 31.20 | 19.56 | ★★★★★ |
| 3 | 住信 コモディティ・オープン | 住信 | 17.46 | 21.54 | ― | ― |
| 4 | 野村 コモディティ投信(DJ−AIG商品指数) | 野村 | 15.45 | 11.86 | ― | ― |
| 5 | ダイワ/ブラックロック 資源エネルギーF | 大和 | 15.24 | 25.13 | ― | ― |
| 6 | (SMBC FW) コモディティ | 大和住銀 | 13.69 | 11.68 | ― | ― |
| 7 | AIG コモディティファンド | AIG | 13.59 | 9.44 | ― | ― |
| 8 | AIG コモディティファンド<1年決算型> | AIG | 13.43 | 9.01 | ― | ― |
| 9 | ニッセイ コモディティファンド | ニッセイ | 13.37 | 17.71 | ― | ― |
| 10 | 三井住友・世界食糧関連ビジネスファンド | 三井住友 | 12.66 | 10.55 | ― | ― |
| 11 | アクサ・ローゼンバーグ 日本株式LSファンド | アクサ | 11.35 | 1.91 | ― | ― |
| 12 | BR・ラテンアメリカ株式ファンド | ブラックロック | 11.01 | 17.60 | ― | ― |
| 13 | BR・ワールド資源株ファンド | ブラックロック | 11.01 | 23.18 | ― | ― |
| 14 | 世界資源株ファンド | 三菱UFJ | 9.30 | 24.41 | ― | ― |
| 15 | インベスコ 欧州東方拡大株式ファンド | インベスコ | 9.27 | 24.63 | ― | ― |
| 16 | JPM ロシア・東欧株ファンド | JPモルガン | 9.13 | 30.52 | ― | ― |
| 17 | (日本トレンドS) リバース・トレンド | 日興 | 8.15 | 23.88 | -7.05 | ― |
| 18 | 日本債券ベア | T&D | 7.04 | -10.30 | -3.36 | ― |
| 19 | HSBC ブラジルオープン | HSBC | 6.38 | 14.25 | ― | ― |
| 20 | エネルギー・食糧関連ファンド | 東京海上 | 6.15 | 13.47 | ― | ― |