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上昇局面で好調なリターン 長期スタンスに立つ投資を〈国内大型株の5年ランキング〉

2008年10月25日

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 世界の金融資本市場で混乱が続いている。米国・欧州を中心に、金融システムがマヒ状態となり、株価や商品市況が大きく下落。それを受けた日本株式市場も大きく動揺した。

 もっとも、こうしたタイミングを日本株への投資の好機ととらえている向きもある。株価の下落により、利益面、配当面、あるいは純資産の面から割安感が強まっている銘柄も少なくないためだ。

 そこで今回は、5年後を見据えた長期スタンスで、有望な国内株式ファンドがないかどうか調べてみた。

《明確な運用方針をもつファンドが上位》

 表は、過去5年間のトータルリターンの国内大型株式ファンドのランキングである。なお、テーマ型や業種限定の特化型ファンドは除いている。

 第1位の「ハイブリッド・セレクション」は、株式相場の様々な局面で、組み入れる株式のタイプ(成長性の期待される銘柄、または割安感の強い銘柄)を変更してゆくのが大きな特徴である。

 第2位の「りそな・アクティブジャパン」は、我が国のトップ企業またはオンリーワン企業など、競争力の強いと思われる銘柄を主な投資対象とする。

 第3位の「日本株オープン」は、成長分野や経営内容についての有望テーマに沿って銘柄を選択する運用方針をとっている。

 第4位の「アクティブバリューオープン」は、企業の体質変更や成長スピードの加速をうまくとらえ、株価のディスカウントの修正を狙って投資をする。

 上位にランクインしたファンドは、明確な運用方針や特徴をもっている点には注目したい。一方で、過去の高い実績が将来の高いリターンに必ずしも結びつくとは限らない。ただ、運用能力、運用体制、商品設計力などがこれまでの高リターンに結び付いたとすれば、将来のリターンについても、一定程度の期待が持てるとの見方も可能であろう。

《ある程度のリスクは取る必要あり》

 また、上位にランクインしたファンドには、運用成績面でも大きな特徴がある。表にあるように、過去5年間でTOPIXの1年間リターンが最も大きかったのは2006年4月で、その間の上昇率は51.91%。上位にランクインしたファンドはおおむねそれ以上のリターンを上げている。一方、TOPIXの1年間リターンがマイナス32.74%と最も低かった2008年9月においてはおおむねTOPIXを下回るリターンとなっている。

 指数を上回る運用成績を残すために、他のファンドよりも積極的にリスクを取る場合もある。長期間にわたり良好な成績を残すファンドは、短期的には値動きが大きくなる可能性があることも、認識しておく必要がある。

モーニングスター社http://www.morningstar.co.jp

5年間のトータルリターンが高い国内大型株投信 (2008年9月末現在)
順位 ファンド名 投信会社 トータルリターン(%)5年年率 トータルリターン1年(%) 純資産額(百万円)
2006年4月現在 2008年9月現在
1 ハイブリッド・セレクション DIAM 8.45 73.76 -35.26 8,764
2 りそな・アクティブジャパン SG 7.45 52.56 -35.76 3,233
3 日本株オープン 新光 6.46 59.22 -32.68 1,437
4 アクティブバリューオープン T&D 6.29 68.95 -41.94 37,426
5 NS-21成長株オープン 新光 6.28 56.91 -34.56 1,416
6 JF・E-フロンティア・オープン JPモルガン 6.07 60.36 -29.17 3,675
7 日本株バリューインベストメントパック 日興 5.99 65.84 -33.10 2,248
8 大和住銀 ジャパン・スペシャルマーケット 大和住銀 5.40 63.20 -34.58 5,836
9 アーカス・リーダーズ・ファンド 三菱UFJ 5.26 42.11 -30.33 1,281
10 大同 リサーチ&アクティブオープン T&D 4.51 77.59 -36.59 2,231
参考 東証株価指数 - 1.31 51.91 -32.74 -
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