医療や介護、年金などに支払われた2010年度の社会保障給付費は103兆4879億円で、過去最高を更新した。国立社会保障・人口問題研究所が29日、発表した。集計を始めた1950年度以来、初めて100兆円を超えた。高齢化に伴う年金給付や医療費の伸びによるものという。
前年度から3兆6272億円(3.6%)増えた。国民1人当たりでは80万8100円。最も大きいのは「高齢」分野で50兆8099億円(前年度比2.0%増)、次いで「保健医療」が30兆8985億円(同4.6%増)▽「遺族」6兆7866億円(同0.8%増)▽「家族」5兆4695億円(同42.5%増)――の順で多かった。「家族」が大幅に増えたのは、10年度に子ども手当(現・児童手当)が導入された影響という。