[ベルリン 30日 ロイター] ドイツ連邦統計庁が発表した10月の小売売上高(速報値、前月比は日数・季節調整済み)は、実質ベースで前月比2.8%減少、前年比で0.8%減となった。
ロイターが調査したアナリスト予想の前月比0.2%減、前年比1.2%増を下回り、ユーロ圏危機が輸出活動に与える影響を民間消費が補うという期待が後退した。
ベレンバーグ銀行のクリスチャン・シュルツ氏は「消費者信頼感が高水準で、金融危機も収まって、株式市場も順調に機能しており、今回(の指標)は深刻な失望を招くものとなった」と評価。「クリスマスの売り上げが相当上向くことを期待している。失業やインフレも引き続き低水準で、実質所得は増加している。これら全てによって、消費増加が期待できる」と話した。
コメルツ銀行のアナリスト、ラルフ・ソルビーン氏は「(今回の指標は)ドイツ経済が第4・四半期に縮小することを示している」と分析。「ただ、失業は低水準で賃金も上昇しており、消費の落ち込みは予想していない」と話した。
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