[東京 30日 ロイター] 公的年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は30日、2012年7─9月期の運用実績を発表した。海外の株式運用が改善したことから5287億円の利益を計上した。
財投債を含む運用資産全体の利回りは0.49%のプラスとなり、2・四半期ぶりに運用益を確保した。運用では利益を上げたが、年金給付のための取り崩しで9月末の運用資産額は107兆7231億円と、6月末の108兆1685億円からは減少した。
GPIFは厚生年金や国民年金の積立金を運用する世界最大の年金基金で、国内外の債券や株式に分散投資している。市場運用する資産は9月末に95兆7280億円となり、6月末の95兆4551億円よりやや増えた。
資産別では外国株式が4.87%、5862億円の利益を計上した。国内債券は0.49%、2827億円、外国債券は0.56%、531億円の利益だった。一方、国内株式ではマイナス3.43%、4394億円の損失を被った。
9月末時点での資産構成の比率は、国内債券64.35%、国内株式11.46%、外国債券8.95%、外国株式11.73%、短期資産3.51%だった。
(ロイターニュース 山口貴也)