[ニコシア 30日 ロイター] キプロスの銀行資本増強にかかる費用が最大で100億ユーロとなることが、ロイターが入手した合意文書の草案で30日、明らかになった。
草案は、欧州銀行監督機構(EBA)が期限としていた2012年6月末までに資本要件を満たせなかった銀行は2行で、そのうちの1行には公的資金を注入済みと指摘。
政府自体も資金調達が困難な状況にある中で、最大100億ユーロの銀行支援が見込まれるとし、将来的に必要となり得る資本や清算費用も含まれるとしている。各行に必要な資本の額は資産査定によって決定する。
キプロスの銀行は2013年12月までに狭義の中核的自己資本(コアTier1)比率を9%に引き上げる必要がある。
草案はまた、2016年に国内総生産(GDP)比率にして4.0%の基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字を達成することが同国への支援策の目的となるとしている。
公務員給与の削減率は6.5―12.5%になるとしている。
合意書はユーロ圏財務相およびユーロ圏各国の議会の承認を得る必要がある。
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